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FXを攻略するなら、テクニカル分析はコレで決まり!(3)
投稿日 2020年4月21日 15:38:41 (FX)
最初の記事でお見せした1時間足チャートを使って、利益が狙えそうな部分を黄色の四角で囲ってみました。
このチャートは過去チャートですから、どこで利益が出せるか後講釈するのは簡単です。(でも、殆ど意味がありません。)
そうではなくて、各黄色い四角の一番左側の縦の辺の時刻あたりで、その時点での1時間足や30分足チャートの状況を分析して、利益が狙えそうなパターンになっていないか判断する事には大きな意味が有るし、少し訓練すれば、かなり有益な精度で推測出来るようになります。1回目の記事で、
「FXには稼ぎやすい時間帯がある」
と書きました。
それは、各市場(日本、欧州、米国)が開いてからの約2時間です。東京市場であれば、午前9時から11時頃まで。
欧州市場(ロンドン)であれば、日本時間の16時頃から18時過ぎまで。
米国市場(ニューヨーク)であれば、日本時間の22時から24時まで。
(欧州と米国は、冬時間中は上記より1時間遅くなります。)欧州と米国については、開始時刻にもう少し幅を持たせて監視する必要があり、その点でもSessionsEXの色分けは重宝します。
私の場合は、東京市場が開く少し前である午前8時頃にチャートを開きます。
チャートのパターン次第では、9時前でもエントリーしてしまう場合もありますが、多くの場合は9時まで待ちます。このチャートでは、①、③、⑥、⑦が東京市場が開くタイミングでのエントリーです。(⑥はタイミングが少しずれますが、後で補足します。)
これらを選んだ理由は、
ココがポイント9時直前の時点で、4時間足の20MA,10MA,1時間足の20MA,10MAが全て上から下に順序良く並び(①だけ、若干微妙ですが・・?)、更に1時間足の10MAと接するか、接しないまでも、かなり近くの値で寄付きそうである事が予測できるからです。
トレンドフォローで仕掛ける場合、
「トレンドさえ出ていれば、どこからエントリーしても良い」
という訳ではありません。
上昇トレンドでは「なるべく安いところ(押し目)」で買い、下降トレンドでは「なるべく高いところ(戻り)」から売る事を心がける必要があります。
といっても通貨ペアに絶対的な安い値・高い値の基準はありません。
だから、例えば下降トレンドであれば、MAまで戻った所や、MAを一旦下から上に突き抜けて、再度下に抜けてきたところでエントリーすれば、自動的に高いところから売る事ができるのです。(どのMAを意識すべきかは、その時々のチャートの状況により変わりますが、慣れれば簡単です。)
それでは順番に、より短期のチャートを確認していきましょう。
東京市場の開始直後に限らず、どの時間帯であれ、(上昇と下降を問わず)トレンドの出ている(=角度がついている)4時間足MAや1時間足MAにレートが接近してる状態を見つけたら、チャンスの可能性が高いと言えます。
紙数の都合で割愛していますが、私は30分足や15分足も頻繁に見ています。
日足から1分足まで、それぞれ全てに異なる味わいがあり、見れば見るほど、通貨ペアの動きへの理解度が深まる気がします。
そして、MTFMAとSessionsEXの2つのインジケーターが、異なる時間枠チャートを脳の中で密接に繋ぎ合わせてくれる役割を見事に果たしてくれています。
この感じが実感できるまでには、少なくとも一週間ほどはかかると思われますが、その効果は絶大ですので、ぜひじっくり取り組んでみて下さい。MTFMAを含む各種インジケーターの入手場所や設定パラメーターについては、次回の記事で公開しますので、お楽しみに。
(図1)の①を5分足チャートで見たところです。
5分足で見ると、寄り付いた時のレートの位置が、1時間足の10MAから10Pipsほど離れていますが、この程度であれば十分許容範囲内です。
(ドル円でも10Pips程度なら、許容範囲内です。)また1時間足のMAとレートの間に15分足の20MAと10MA(黄色と緑の階段)が順序良く綺麗な弧を描いていますので、理想的な下げトレンドと言えます。
寄付きにエントリーして、20Pips取れたところで脱出すれば、もう1日の最低ノルマは達成です。(図4)は、同じところでローソク足の代わりに平均足を表示させたところです。
陽線(白)から陰線(赤)への転換でエントリー、陰線から陽線への転換で利確と、平均足のルール通りにするだけで、20Pipsがサクッと取れています。(4時間足、1時間足、15分足それぞれの10MAと20MAが揃って下向きである事を根拠としたエントリー。)少し癖の有る平均足ですが、MTFMAでトレンドの方向性(この場合は下降)をしっかり把握した上で、最後に平均足の向きが下向きに揃うタイミングをエントリーポイントのシグナルとして利用すると、元々ローソク足よりも方向性を強く主張するタイプの指標なので、そのメリットを強く享受できます。
まだまだ続きます。
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